プロダクトプレイスメント(略:PP)は決して新しい手法ではなく、アメリカでは1940年代から使われていたそうです。
古いものでは、映画「E . T」の中でも女の子がE . Tにキャンディーをあげるシーンと言われています。
PPがなぜ注目を浴びているのか、他の広告との比較から説明していきます。
PPが注目を浴びている理由
見ているユーザーに不快感をあたえず、煩わしくないのです。
・ユーザーのテレビ視聴時間が減り、TV広告の力が弱まっているから
数年前まで商品やサービスを宣伝するためにテレビCMは有効で、多くの会社がテレビCMに高額の費用をだしていました。
しかし、インターネット広告が普及したことで特に10~20代のテレビ離れが加速。
10~20代のテレビ視聴時間は15年で半分以下に減少しています。
(2019年のテレビの平均視聴の調査では10代は73.1分、20代は88分という結果に)
テレビの視聴時間が減少したことは単純にテレビCMの力が弱まったことに繋がります。
・広告を非表示にするサービスが出たから
Youtube,shopify,apple music などのサービスには
月額数百~数千円で広告を非表示にするプランがあります。
Youtube Premiumは増加傾向に
「YouTube Premium」の加入者は、
10代男性で20.6%、10代女性で13.2%、
20代男性で26.8%、20代女性で16.8%
となったとのこと。
利用者は全年代で1割〜2割程度となったものの、
2020年の調査と比べると10代女性以外のYouTube Premium利用率は増加傾向にあることが判明。
広告非表示プランにより、ターゲットにリーチしずらくなりました。
プロダクトプレイスメントはコンテンツの中に商品/サービスを
映り込ませるので広告のスキップなどに影響を受けません。
広告する場所が減ってきている状況で
プロダクトプレイスメントが注目されているのは
その部分がとても大きいからです。
次はPPのメリット・デメリットについて紹介していきます。