今回は広告する上で欠かせない理論「スリーヒッツ理論」と「セブンヒッツ理論」について紹介していきます。
スリーヒッツ理論
ハーバード・E・クラグマン博士(H E,Krugman 1965,1972)がネラル・エレクトリック社に
勤務していたときに発見した広告を3回見ると認知を得られるという理論です。
スリーヒットセオリーはテレビCMにおける有効な接触頻度に関する理論であり、
広告の費用対効果を考える際に重要視されます。
1回目の接触→「見覚えのない新しい広告だ。」
2回目の接触→「この間も見た広告だ。何についての広告だろう。」
3回目の接触→「あの広告だ。詳しく調べてみよう。」
このように続けることで初めてその広告の費用対効果を考えることができるという理論です。
セブンヒッツ理論
消費者がコマーシャルに7回接触すると、 お店でその商品が並んでいる売り場に行った時、
その商品を選ぶ確率が高くなる、という広告業界での経験則です。
セブンヒッツの重要ポイント
- 時間よりも回数
- ポジティブな印象であること
- 過度に接触し過ぎないこと
セブンヒッツ理論が有効な理由の背景には
- ザイオンス効果(単純接触効果)
が関わっていると考えられます。
ザイオンス効果とは
ロバートザイオンスという心理学者が提唱した理論で
- 人は単純接触回数が多いと好意を持つ
というもので、情報への接触が増えるほど好意を持ちやすくなる傾向がある。
ザイオンス効果には限界があると言われています。
ザイアンス効果の限界
- 第一印象がネガティブな場合は接触回数が増えるほど好感度が下がる
- 10回程度の接触で好感度の上昇は頭打ちになる
出典元:よしごまブログ
ザイオンス効果、セブンヒッツ理論の使い方
ではスリーヒッツ理論、セブンヒッツ理論やザイオンス効果をどう活用すれば良いのか?
について解説していきます。
- SNSを活用する
SNSの活用は非常に重要です。
特に定期的なSNS上での接触は好意度UPに繋がります。
SNSを使ってお役立ち情報を発信したり、コミュニケーションを
積み上げることによって信頼UPをねらっていきましょう
- 定期的にブログを書く
定期的にブログを書くことも重要です。
検索エンジンで上位になれば安定的にアクセスが集められるため、
こちらが何もしなくても相手側から接触を繰り返してくれます。
また質の高い情報はあればあるほど信頼が得られやすいため、申し込み率も比例してUPしていきます。
- メルマガや公式LINEのリストを取る
メルマガやLINEではこちら側から見込み客にアプローチできるので、ブログやSNSよりも更に反応が取りやすいです。
- 定期的に発信する(毎週月水の20時に配信など)
例えばSNSに関しては
- 1ヶ月だけめちゃくちゃ頑張る
よりも
- 週3回20時更新で継続し続ける
のほうが効果は高いです。
人は「毎日同じ時間に配信される」などの方が習慣になりやすいので
- 定期的な発信を継続し続ける
ということを意識しましょう。
- プロダクトプレイスメントを使った映像を作る
プロダクトプレイスメントは広告したい商品/サービスを映像の中に映り込ませる広告です。
映像の中で俳優さんが使うことにより自然にアピールすることができ、
ポジティブな印象を与えます。
映画でスリーヒッツ理論を使う場合は、2時間くらいのなかに3回の登場なので
それほど難しくないです。
また、作品がシリーズ化すればセブンヒッツ理論は二作目でできてしまいます。
例→【PP映画事例紹介】トランスフォーマー/最後の騎士王(2017)
ドラマであっても可能です。
例→韓国ドラマにプロダクトプレイスメントが多いのには独特の理由があった!?
プロダクトプレイスメントは一度作ってしまえば、その作品が再生するたびに
何度も製品/サービスを広告することができます。
また複数企業がひとつの映像にプロダクトプレイスメントをすれば、
まめにSNS更新やブログ、メルマガを書かずとも
映像の宣伝をするだけでスリーヒッツ理論もセブンヒッツ理論も達成できてしまいます。
この方法を試さない手はないのでは?
プロダクトプレイスメントは広告したい商品やサービスを
自然に映り込ませることで好感度を保ったまま、
認知や購買意欲を高めるのに有効な広告手法です。
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