今回はSNS広告のメリットとデメリットを紹介します。
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SNS広告とは
Social Networking Service(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)のプラットフォームを使って出す広告のことです。
SNS広告のメリット
- 細かくターゲティングできる
SNS広告最大のメリットは詳細で精度の高いターゲティングができることです。
プラットフォームに登録する際にユーザーは、
地域、性別、年齢などを登録します。また趣味、関心も
セグメントできるため、広告出稿の際に細かく設定することができます。
特に実名登録のFacebookは正確なターゲティングがしやすいために、
より物販に向いていると言われています。
- ダイレクトに顧客に広告できる
顧客のアプリにダイレクトに広告を配信することができるため、
BtoCのマーケティングに向いています。
一般消費者向けの商品やサービスの訴求と直接的な反応を確認できる広告で、
SNSの特徴や顧客の反応にあわせてメッセージやデザインを変更することができます。
さらにユーザーに面白いと思ってもらえたり、
共感を得られたりした場合は、自然に拡散が起こることがあります。
ユーザーから多くのエンゲージメントと呼ばれる、
いいね、クリック、コメントなどのアクションが起こることで、
広告出稿をしていないユーザーにもリーチすることが可能です。
- 潜在層の掘り起こしが可能
SNS広告はユーザーの関心や、フォローの内容にあわせた配信が可能です。
Googleのリスティング広告のように、実際に商品や悩みごとを
検索した顕在化された顧客だけでなく、これから顧客になるかもしれない潜在層を掘り起こせます。
隙間時間にただタイムラインを眺めている層へ広告を流すことで、
新規ユーザーへアプローチすることができます。
TVCMに近いですが、TVよりもターゲットがより絞られていて安価であることと、
TV離れの進む若年層へのアプローチが可能です。
- 安価にスタートできる
従来のチラシや雑誌広告に比べ、安価に広告をスタートすることができます。
Facebookでは$1からの設定も可能ですが、
流石に数百円では広告効果は見込めません。
しかし月10万円前後からある程度効果の見込める広告出稿ができるようになります。
また細かく出稿時間の設定や、
広告内容を変更できるため、AB比較広告なども簡単に試すことができ、
トライアンドエラーによる改善もこれまでよりも早くできるようになりました。
全国版月刊誌の雑誌広告では、原稿作成から入稿後、広告掲載まで1ヶ月以上のタイムラグがあり、
費用も1ページ枠では数10万円から掛かったことを考えると、まったく違いますね。
SNS広告のデメリット
- PDCAを短期間で回す必要がある
ターゲティングや出稿形式が細かく設定できる分、
時間帯や内容も含めた組み合わせで、どのパターンが、
一番効果が高いのか計画的に探していく必要があります。
出しっぱなしの広告では費用効果は上がりません。
PDCAを回す専任のスタッフまたは専門家のアドバイスが必要です。
- 炎上リスクがある
SNS広告ではダイレクトに顧客に届けることができ、
拡散してもらえる可能性があることを伝えましたが、逆にネガティブな内容も拡散されてしまいます。
拡散を狙った行き過ぎの表現や、ユーザーを不快にする内容じゃないかの配慮が必要です。
たとえば2020年6月には、ある紳士服販売店が
透けハラ問題を解決できる商品に関してキャンペーンを行ったところ、
逆に煽っている表現だと炎上してしまいました。
結果投稿を削除・謝罪し、キャンペーンは終了しました。
悪いイメージは、良いイメージよりもリカバリーに時間がかかります。
狙った表現の場合は、より細心の注意が必要です。
洋服の青山「透けハラ対策」キャンペーン一時中止 「あおっているような表現になってしまった」
出典元:Infinity-Agent
いかがでしたでしょうか。
SNS広告は良くも悪くも拡散されやすいので多角的視点で
広告を選定しなければなりませんね。
SNSの広告以外にも効果的な広告手法【プロダクトプレイスメント】をご存知でしょうか。
プロダクトプレイスメントは広告したい商品やサービスを
自然に映り込ませることで好感度を保ったまま、
認知や購買意欲を高めるのに有効な広告手法です。
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