このサイトの要、プロダクト・プレイスメントについて紹介していきます
プロダクトプレイスメントとはドラマや映画の中で
実際に存在する商品やサービスを映り込ませて
購買意欲を誘ったり、商品を認知してもらう広告手法の一つです。
プロダクトプレイスメント例
PPはコンテンツの中に製品を入れ込むので、基本的に映像として作られます。
いろいろな媒体の例を紹介
- 映画
「天気の子」「君の名は」「シン・エヴァ特報2」「007」「ノー・タイム・トゥ・ダイ」「マトリックス」「トランスフォーマー」
- ドラマ
ー日本ドラマー
「逃げるは恥だが役に立つ」「高嶺の花」
ー韓国ドラマー
「愛の不時着」「賢い医師生活」「青春の記録」「ヴィンチェンツォ」
- ミュージックビデオ
ダンスロックバンドHaKUの楽曲「think about you」
アリアナ・グランデの楽曲「Focus」
- アニメ
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」
「ちいかわ」「AKIRA」「TIGER & BUNNY 」
- ゲーム
「あつまれ!どうぶつの森」「フォートナイト」「パワプロ」
今回はPPについてざっと紹介しました。
アニメにはあまり合わないと言われるPPですが、”あの花”や”君の名は”などではPPにより
現実感がよりでて、効果的に使われていますね。
プロダクトプレイスメントが大注目!の理由って?
プロダクトプレイスメント(略:PP)は決して新しい手法ではなく、アメリカでは1940年代から使われていたそうです。
古いものでは、映画「E . T」の中でも女の子がE . Tにキャンディーをあげるシーンと言われています。
PPがなぜ注目を浴びているのか、他の広告との比較から説明していきます。
PPが注目を浴びている理由
見ているユーザーに不快感をあたえず、煩わしくないのです。
・ユーザーのテレビ視聴時間が減り、TV広告の力が弱まっているから
数年前まで商品やサービスを宣伝するためにテレビCMは有効で、多くの会社がテレビCMに高額の費用をだしていました。
しかし、インターネット広告が普及したことで特に10~20代のテレビ離れが加速。
10~20代のテレビ視聴時間は15年で半分以下に減少しています。
(2019年のテレビの平均視聴の調査では10代は73.1分、20代は88分という結果に)
テレビの視聴時間が減少したことは単純にテレビCMの力が弱まったことに繋がります。
・広告を非表示にするサービスが出たから
Youtube,shopify,apple music などのサービスには
月額数百~数千円で広告を非表示にするプランがあります。
Youtube Premiumは増加傾向に
「YouTube Premium」の加入者は、
10代男性で20.6%、10代女性で13.2%、
20代男性で26.8%、20代女性で16.8%
となったとのこと。
利用者は全年代で1割〜2割程度となったものの、
2020年の調査と比べると10代女性以外のYouTube Premium利用率は増加傾向にあることが判明。
広告非表示プランにより、ターゲットにリーチしずらくなりました。
プロダクトプレイスメントはコンテンツの中に商品/サービスを
映り込ませるので広告のスキップなどに影響を受けません。
広告する場所が減ってきている状況で
プロダクトプレイスメントが注目されているのは
その部分がとても大きいからです。
次はPPのメリット・デメリットについて紹介していきます。
プロダクトプレイスメントのメリット・デメリット
今回はプロダクトプレイスメントのメリットとデメリットについて紹介していきます。
メリット
- 自然なアピールができる
テレビCMや新聞のように見てもらう広告ではなく
作品に映り込ませることで気づいてもらう広告手法なので、
スキップされることが少ない
- 映像が再生されるたびに広告できる
多くの番組や映画がNetflixなどのストリーミングサービスやYouTube等にて
二次利用がされることが多くなっています。
そのためCMなどとは違い、配信されるたびに新たな広告費を支払う必要がなく、
画面に映し出され続けることから、長期的かつ広範囲に商品や企業のアピールをし続けることができます。
- イメージアップを図れる
作品に登場する俳優が商品を使用することから
企業ブランドイメージの向上、商品や企業の認知度増加、
商品購買意欲の増加などのさまざまな効果が期待できます。
また、俳優などのファンだけではなく作品のファン、
ただの視聴者など幅広い視聴者層に対して商品を届けることができることです。
デメリット
- アピールが不自然だと逆効果になる
自然な広告としてアピールすることで訴求効果を高めることが
プロダクトプレイスメントによる最大の利点ですが、
あまりにも多くの場面で商品を登場させるなど過剰なアピールをしていると捉えられる場合、
商品・企業のイメージダウンにつながる場合もあります。
- 効果測定ができにくい
インターネット広告ではクリック率判定などの分析が可能ですが、PPは映像に仕込まれているぶん、効果測定は難しいです。
デメリットを加味してもプロダクトプレイスメントはとても有効な広告手法ですね。
PPを使った映像を制作する際はただ頼むだけでなく、細かいすり合わせと完成後に自然に見えるか確認することが大切ですね。
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