今回はプロダクトプレイスメントの市場規模について紹介していきます。
アメリカにおける広告全体の市場規模とプロダクトプレイスメントの市場規模
現在、アメリカではPP専門の広告代理店が数十社存在し、
年々市場規模を拡大しつつあります。
2019年のプロダクト・プレイスメント市場は
1兆6798億円を突破しました。
これは2012年の6975億の約2.4倍2あたります。
アメリカ全体の市場規模が7年間で20%しか増えていないのに比べると
かなりの成長を感じられますね。
プロダクト・プレイスメントの市場規模拡大の背景はOOTサービスの利用?
OTTとは?
OTTとは、「オーバー・ザ・トップ(Over The Top)」の略称で、
インターネット回線によってアクセスできるコンテンツ配信サービスの総称です。
テレビやラジオのような電波による「放送」や「ケーブル」ではなく、
インターネットによる配信によって動画や音声コンテンツが楽しめるサービスを指します。
具体的なOTTサービス
- 映像配信
YouTube、TVer、ABEMAのような無料サービスや、
Netflix、Hulu、Amazonプライム・ビデオ、DAZN、FODなどの有料サービスがあります。
無料サービスは主に広告費で、有料サービスはユーザーからの課金によってサービスが成り立っていることが多いです。
経済産業省がPwCコンサルティングと平成31年に行った
「世界のコンテンツ市場の現状と展望に関する調査」によると、
OTT市場(映像)の年平均成長は10%で推移し、
2022年には
国内の映像業界の収入のうち約28.1%(SVOD:定額+TVOD:ダウンロードの合算)がOTTサービスによるものになる
と予想されています。
また新型コロナの影響で世界中の人々の在宅時間が増加し、
Netflixは2020年第一四半期で世界中からの有料会員数が1500万人以上増加しました。
- 音声配信
Spotify、Apple Music、Amazon Music、LINE MUSIC、YouTube Music、radiko、ラジオクラウド、
voicyやRadiotalk、SPOONなどの音声配信サービスがあります。
ICT総研の調査によると、音楽配信サービス利用者は消費者の32.5%にものぼり、
2023年末には2,930万人まで増えることが予想されています。
- SNS
映像配信サービス・音声配信サービスのほかにも、TwitterやFacebook、InstagramなどのSNSや、
LINEやFacebook MessengerなどのメッセンジャーサービスもOTTに含まれるとされています。
OOTはプロダクト・プレイスメント拡大の追い風に
プロダクトプレイスメントとは、広告ではないコンテンツ内に、特定の商品などを移りこませる手法のことで、
国内においても、大ヒット映画となった新海誠監督の「天気の子」の作品中に、特定企業のの商品が多く描かれていたことで、その手法の注目を集めました。
映像の中に広告をいれる手法は映像としてOOTで見られることになるので
通常の広告のように広告ブロックなどの影響も受けません。
今後、非広告モデルのコンテンツ配信サービスの普及に伴って、さらなる活用が期待される手法と考えられます。
出典元:otonal
いかがでしたでしょうか。
プロダクトプレイスメントは広告したい商品やサービスを自然に映り込ませることで
好感度を保ったまま、 認知や購買意欲を高めるのに有効な広告手法です。
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